FACT FULLNESSを読んだ
この本は現実を正確に捉えるためのデータに基づいた数値から判断することと時には数値にとらわれない判断を説いていた本だった.
感想
まずこの本を読んで最初に掲載されている問題に真剣に取り組んでもらいたい. この問題を真剣に取り組むことで自分がいつも得ている情報はいかにバイアスがかかった情報をわかる. ニュースなどを見ていると殺人や環境汚染など悪いニュースばかり目につく.しかし現実は少しづつ良くなっている. データがそう言っている.人間の心理的に悪い方向に考えてしまう要因を複数挙げそのことについて説明されていた. この人間の性質について自覚的になることができれば正確な判断が可能になるのではないかと思う. だから現実を正確に捉えてデータの数値から判断する必要がある.
気になった部分のピックアップ
専門家は現実を正確に捉えられていない
- フェミニストの例があったが30代女性の就学率を活動家たちは自覚していなかった
- このことは自分の意見に対して否定的な意見(データ)に目を瞑ることなく柔軟に対応していかなければいけない
データの見方に気をつける
- 数値の比較だけではわからない
- 中国の放出ガスが大きくなるのは当たり前→人口が多いから
- 一人当たりの排出量を知るために割合で議論する必要がある
政府の「実証に基づく政策立案」のためにもこの本の述べているデータに基づく判断をしていくための本として素晴らしかった.
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版
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